Exif データがない Jpeg ファイルでは GPS データもありませんし、Exif データがあっても GPS データがあるかどうかは不明です。
本例では
16F4
h から GPS データが記述されていることがわかります。
データの見方は以下の通りです。
[ タイプ(2バイト) ]
データ数で、タイプ別に総バイト数が異なります。
[ 値/オフセット(4バイト) ]
データ数で、タイプ別に総バイト数が異なります。
GPS タグのオフセット値も操作されている(たとえば、0000 h とかファイルサイズより大きい数字とかになっている)可能性も否定できません。
[ エンディアン方式に注意 ]
数値の並びが、ビッグエンディアン(小さい順)かリトルエンディアン(大きい順)かを注意して読み取ってください。
本例では、
北緯('N'=4E h) と東経('E'=45 h)は直接 ASCII キャラで格納されており、緯度、経度はオフセットが格納されています。
このタグ値もクリア(00 h で埋める)されている可能性があります。GPS 機能=Off で撮影すると、ここが消されているものがあります。
本例では正常に記述されています。
[ 緯度、経度数字表現に注意]
[ カウンタ(4バイト) ]
総バイト数が4バイト以内なら値であり、違うなら値へのオフセットで、実アドレスは TIFF ヘッダアドレス(上例では 000c h)を加算して求めます。
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手順2-- GPS エントリ表を解読
下図はGPS 情報が正常に定義されている場合の
GPS エントリ表
です。
このエントリ表のなかの タグ=
0001〜0004
が GPS の具体的なデータです。
緯度、経度データは、バイナリデータで見ると次のようになっています。各データは Rational 形式(分子、分母各4バイト unsigned long)で記述されています。
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手順3-- GPS データの計算
下図はGPS データを取り出して計算した結果です。
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